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お肉が美味しいのはなぜ?

こんにちは

お肉博士のやすいです

今日はこんな疑問についてお答えします


・お肉がおいしい理由がうまく説明できない

・食レポするように食事の感想が言いたい


この記事を書いている僕は、

お肉検定試験1級(2023年2月)及び2級(2022年1月)に合格し、

お肉博士となりました


現在は公務員から大好きなお肉の世界へ転職し働いています

お肉がおいしい理由をまとめました


まとめ
・味覚(口にいれたとき)
・視覚(見た目)
・嗅覚(香り)
・内部環境
・外部環境

これら5つの理由が、

それぞれ組み合わさってお肉のおいしさを私たちは感じています

それでは1つずつ解説していきます

理由その1 味覚(口にいれたとき)

味覚から得られるポイント
・うま味の相乗効果
・こくがあり、味に深みがある
・やわらかくて、ジューシー

うま味成分はたんぱく質を分解した単位であるアミノ酸やペプチドの影響を受けていると言われます

それらは組み合わせことでうま味成分が飛躍的に強くなります

お肉ではグルタミン酸とイノシン酸が組み合わさり「うま味の相乗効果」をもたらします

こくについては、特定の物質により決まるものではなく、

5原味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)の複数のものが味覚神経を刺激して感じられると考えられています

こくという表現は味の深み、広がりを連想させます

お肉では脂肪の溶けやすさでこくの感じ方が変わります

脂肪は食感、やわらかさやジューシーさにも関係があります

理由その2 視覚(見た目)


見た目から得られるポイント
・霜降り肉の色沢
・見た目からおいしい

お肉のおいしさは視覚からも得られます

どんなに良いお肉も見た目が悪かったら、おいしさ半減ですよね

牛肉の格付けの1つに「肉質等級」というものがあります

・脂肪交雑(霜降り)
・肉の色沢
・肉の締まりときめ
・脂肪の色沢と質

といった見た目で格付けされており、

いわゆるA5等級のお肉というのは見た目でも最上級ということです

黒毛和牛のような霜降り肉や、レストランでシェフが作りあげた一皿、

焼肉店で綺麗に並べれたお肉は見た目からおいしさを引き立たせます

理由その3 嗅覚(香り)

嗅覚から得られるポイント
・特有の香りを感じる
・噛めば噛むほど風味が強く感じられる

食肉の種類を特徴づけているのは香りです

鼻をつまんで食べると食肉の種類の区別はつきません

香りをかいだだけで区別がつけられる動物種特有(牛、豚、鶏など)の香りがあります

この香りは肥育されるときの飼料や熟成の程度によって変化します

食べ物には揮発して空気中に出てくる香気成分と、食べ物に含まれる水分に溶け込んでいる呈味成分があります

香気成分は鼻をつまむと分からなくなります

呈味成分は口にいれて肉を噛むと出てくる肉汁によって感じられます

噛めば噛むほど風味が強まるのは、味と香りの両方を同時に感じているからで、

肉はしっかり噛んだ方がよりおいしさを楽しめます

理由その4 内部環境

内部環境から得られるポイント
・空腹は最高のスパイス
・体調万全で食べるべし

内部環境とは、空腹であることや体調が良いことなどが挙げられます

空腹は最高のスパイスというように、

空腹であることは、食事を楽しむために1番大切なことといっても過言ではありません

また、体調が整っていなければ食欲が湧かず、食事を楽しめないでしょう

理由その5 外部環境  

  
外部環境から得られるポイント
・最適な環境が大切
・人それぞれおいしく感じられる環境がある

食べる環境によってもおいしさは変化します

屋外バーベキューでお肉がいつもより美味しく感じたことがあると思います

自宅で食べるお肉よりも焼肉店で食べるお肉の方がおいしく感じる感も方もいるのではないでしょうか

人それぞれ食べ物がおいしく感じられる環境があると思います

お1人好きな方なんかは、

大勢でのバーベキューや宴会よりも、1人焼肉の方がおいしさを味わえるのではないでしょうか

食レポをするようにお肉の感想を言いたい

今回の記事で書いた、お肉がおいしい理由5選のポイントをまとめてみます。

味覚から得られるポイント
・うま味の相乗効果
・こくがあり、味に深みがある
・やわらかくて、ジューシー

見た目から得られるポイント
・霜降り肉の色沢
・見た目からおいしい

嗅覚から得られるポイント
・特有の香りを感じる
・噛めば噛むほど風味が強く感じられる

内部環境から得られるポイント
・空腹は最高のスパイス
・体調万全で食べるべし

外部環境から得られるポイント
・最適な環境が大切
・人それぞれおいしく感じられる環境がある

薄々お気づきの方もいらっしゃると思いますが、

これこのまま食レポに使えます。

お肉を食べにいった際には、何食わぬ顔で食レポ、感想を言ってみて下さい。

同席した人に食通なんだなと思われること間違いなしです。

    
まとめ


人生が80年とすれば、1日3食×365日×80年=87,650回の食事をとることになります

これだけの回数の食事の中の大半にお肉が関わってきます

おいしい理由がわかればより深くお肉のおいしさを感じることができ、

お肉の質や食事の環境を追求し、より深いお肉の世界を楽しむことが出来るでしょう

これまでの話を聞いて、

「小難しいことは気にしない。俺は、私は、お腹がすいたときに好きなもの好きなように食べるんだ。」という方もいるでしょう

もちろん、それもOKです。食のスタイルは千差万別、人それぞれです
       
ふとしたときにおいしい理由を思い出して、

食レポしてみたり、友達と感想を言い合ったりして、

よりお肉の世界を楽しむことができるきっかけになれば嬉しく思います